2017年7月2日日曜日

人の数だけ真実がある。


Aさんに、ある事件が起こった。AさんはXさんに濡れ衣を着せられたという。犯罪者にさせられそうないきおい。聴くからにたいへんそう。

Aさんが帰ったあと、Bさんはいう。
「あの話、ホントかね?」

私もちょっと疑う。ほんとかね?

Aさんにとったら、濡れ衣をきせられたという話は真実。
Xさんにとっても、Aさんがやったと思うのもまた真実。

じつはどっちにしても、お互いの視点からの意見。
そう思うんだから、それが事実。
どっちも主観でしか見ていないので、どっちも自分が正しいと思う。

じゃあ、客観的な真実は?
かりに、その現場を第三者が見ていたとしよう。
それは客観的な意見として成立するか。

一般的に考えると成り立つ。

しかし厳密に言うと、それも主観でしかない。
それは第三者が、「その人」の立ち位置で判断してしまうから。

つまり「客観的なもの」というものはないんだな。

人がいる限り、主観でしかみれない。
そしてそこに人がいないと、
そこには何も存在しない。

人の数だけ、真実がある。
ほんとうの、ほんとうのところは、誰にもわからない。


そしてこの世は主観しか存在していない。



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