2015年4月15日水曜日

やまんばはただ種を地面に降ろす人



朝起きたらお天気だったので、たまっていた洗濯物をしこたま干して、さっそく畑に種を降ろしにいく。

ヒメオドリコソウとオオイヌノフグリをのこぎりガマで地面スレスレにカットすると、雨に濡れてしっとりした土が現れる。ここにウチの畑で4年目の上高地キュウリを入れる。3、40センチの間隔をおいて、種を入れるところだけ手鍬でちょっと耕す。そこに4粒入れて、ポンポンと手で鎮圧。おわり。

次、ねずみ大根がこぼれ種で広がった畝に赤紫蘇を。ここはサルにほとんど食われた。ちっこい大根が今紫色の花を咲かせている。種取り用の花をのぞいて他は引っこ抜く。これもまたのこぎりガマで、草を刈って、全体的に浅く土をほぐして、ぱらぱらと種を降ろす。手で鎮圧。おわり。

風が吹きはじめる。西の空に黒い雲が現れはじめた。
あれ、予報よりはやい雨かな?とおもいつつ、一部に青空がちらっと見えたので、畑続行。先日ギシギシを引っこ抜いておいた畝を整理して、ウチでとれた春菊の種を降ろす。

風がどんどん強くなってきた。もう秒読み開始だ。
来るぜ。
ポンポンと手で鎮圧したのち、道具を小屋において家に走る。家に着く直前に降り始めた。家に着いたらどっと雨。ちょっとぬれたけど、洗濯物セーフ。

ネットで調べものをしているうちに、また晴れた。
今日はふしぎな天気。

やまんばは野菜を育てる人ではない。
種をただ地面に降ろす人だ。
どーなるか、未来のことは知らん。



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