2013年7月3日水曜日

梅ジャムのはずが。。



畑の帰り、道ばたに熟した梅がごろごろ落ちていた。
持って匂いをかいでみると、い~におい!

友だちのSちゃんの梅山で、さんざん梅三昧した勢いで、
「よしっ、完熟うめのはちみつシロップでも作るか!」
と、落ちてた梅をひろって、蜂蜜に漬ける。

2、3日もしないあいだに、いい感じに汁が上がってきた。匂いをかぐといい香り。
毎日匂いをかいで出来上がりを待ちわびた。

Sちゃん梅と匂いをかいで比べてみる。
なんかじぇんじぇんちがう匂い。。。
やっぱ、完熟梅はえらいちがう匂いやなあ。。。

ほっといているあいだに、どんどん皮がむけ始める。まわりがとろとろに溶けはじめてきた。
やっぱ、完熟梅はちがうんやな。。。。
と、ちがいを「完熟」のせいにしつつ、どことなく一抹の不安を感じながら、日々が過ぎる。。。


今日、母から聞いた梅シロップ作りを参考に、そいつを鍋にかけてみた。
新たにお砂糖と蜂蜜を入れて、くつくつくつくつ煮る。

とろとろになったころ、シロップをこして梅シロップを作り、のこりで梅ジャムをつくる。
出来上がった梅ジャムは、別の味がした。
「。。。?」

も一度なめてみる。
一瞬、頭の中でバウンドケーキの上にかかったアプリコットジャムのイメージが浮かんだ。

「これ、、、まるであんずジャム。。。」

やまんばはあわててネットで調べた。

完熟梅だとおもってひろった黄色い果実は、あんずだった。
不思議なもんで、人は「これは梅!」って決めたら、とことん梅の口になってしまうらしい。どんなちがう味でも「梅ったら、梅なの!」とあくまでも梅にこだわるらしい(わしだけか?)。

しらべると、梅と杏は姉妹関係にあるそーな。梅の木が杏の木になったり、杏の木が梅になったりするそーな。ほんまいかいな。
畑のまわりは梅林なので、やまんばはてっきり梅だとおもっていた。
ひょっとして、まわりが梅だらけのなかで、
「あたし、梅でいるの、飽きた!」
って、一人ストライキを起こした樹であったのか。。。?(やまんばみたいやな)

なんともはや期せずして、アプリコットジャムを作ってしまったのであった。
ちゃんちゃん。

アプリコットジャムデニッシュでも作るかあ〜。



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